素晴らしいBGM・サントラの定義とは
『素晴らしいBGM・サウンドトラックの定義とは何でしょう。』
人によって様々かもしれませんが、私の場合
本編を観ながら『あ、このサントラ買おう』と思えたかどうか、です。
当然といえば当然かもしれません。この理屈は「好きだから好き」と言っているだけの
ように聞こえます。実は、本編を観ながらというのがここでのポイントなのかもしれま
せん。普通、本編を観ている時、違うことに気を取られるということはないでしょう。
物語にくぎ付けになり、非常に集中しているからです。
(それが相当の駄作なら、これを観終わったら何しようか、なんて考えてしまうかもしれませんが。。。)
そんな集中状態で、『あ、このサントラ買おう』と思えるということは、本編に負け
ず劣らず印象的で、前面に出てくるようなBGMだということです。
なかには、『そんなに前面に出てくるようなBGMはBGMではない』と仰る方もいる
かもしれませんが、私はそうは思いません。
我々人間は案外、無音状態では生活していません。テレビの音、街の喧騒、たとえ夜
になっても虫の鳴き声や風の音が流れています。だから無音状態が続くと違和感を感じ
てしまうのではないでしょうか。
それは、映画やアニメの映像媒体でも同じだと思います。どんなに静まり返ったシーン
でも、何かしらのBGMを流すように意識されています。無音状態だと違和感があるから
です。そうした場合使用される、いわゆる『違和感払拭系BGM』は、確かに前面に出て
くる必要はないのかもしれません。
ですが、観客の感情が高ぶる、ここぞという場面ではむしろ、前面に出まくって本編
を大いに盛り上げる『切り札系BGM』が重要であると思います。
『切り札系BGM』はただ本編に添えられているだけではいけません。本編をより素晴ら
しいものに高める役割を担っています。つまり、1+1を単純に2にするのではなく、3に
も4にもするような、そんな存在でなければいけません。
要するに、料理を引き立てるソースのようなBGM。お弁当に入ってる緑のギザギザBGMはただの添え物。
そうしたBGMは例外なく、本編を観ながらもつい聞き入ってしまいます。それでいて
決して本編の邪魔をしません。そんなBGMが沢山入ったサウンドトラックが、私の『素
晴らしいサウンドトラック』の定義なのかもしれません。
あなたにとって『素晴らしいサウンドトラック』が見つかるよう、そしてあなたがご
自身の思い描く最高のサントラerになれるべく、当ブログは尽力致しま
す。←余計なお世話
~No BGM,No Life~